◇セ・リーグ 巨人4―0DeNA(2024年5月15日 福井)

 巨人の丸佳浩外野手(35)が15日のDeNA戦(福井)でダメ押しとなる貴重な2号2ラン。阿部体制初、2023年6月16日以来334日ぶりとなるチームの貯金5に大きく貢献した。

 2―0で迎えた7回、1死二塁の場面で2番手右腕・西舘の代打に登場。相手先発左腕・石田健が1ボールから投じた2球目、内角高め直球を捉えて右翼スタンドへ放り込んだ。

 丸の本塁打は4月30日のヤクルト戦(東京D)で相手2番手右腕・星から右翼スタンド中段へ1号ソロして以来15日ぶりとなる今季2号。「チャンスだったので積極的にスイングしていきました。良い形でいけたと思います」と振り返った。

 4月28日のDeNA戦(横浜)から前日5月14日のDeNA戦(富山)まで15試合連続でスタメン1番に座っていたが、この日はベンチスタート。それでも代打でしっかりと結果を残した。

 阿部慎之助監督(45)も「凄い集中力で、さすがだなと思って見ていたんですけど、非常に大きな2ランだったと思います。代打で打つってね、僕も分かりますけど、なかなか並大抵なことじゃないので。本人もやや下降気味なように見えたんですけどね、そんなことないなと思います」と称え、「左の方が打率がいいんだよね。(石田健とは)多分、昨年の相性を見たら良くないんだけど、昨年は昨年だし、今年は今年なので。そういうところで代打でいってもらいました」としてやったりだった。