4月12日、仙台市太白区にある遊園地「八木山ベニーランド」でアトラクション「海賊船パイラット」の運転中に、装飾物の一部が客席に落下する事故がありました。けがをした人はいませんでした。

八木山ベニーランドによりますと4月12日午後1時半頃、船型のアトラクション「海賊船パイラット」の運転中、船体中央部にある装飾物のうち上部の帆と水夫人形の部分、長さ・およそ2.7m、幅・およそ2.5mが客席に落下しました。
事故当時、パイラットには親子2人が乗っていて装飾物は2人の近くに落ちましたがけがはありませんでした。
ベニーランドが調査した結果、およそ5.5メートルある装飾物全体は船体にボルトで固定されていて異常はなかったものの、上部の帆・水夫人形は、鉄製のパイプで固定されていて見張台との付け根部が経年劣化により破断していたということです。
また、装飾の点検をしていたものの付け根部は見えにくく気づくことができなかったということです。
事故を受け、八木山ベニーランドはホームページで「お客様にご心配、ご迷惑をおかけして申し訳ございません。事故を監督官庁に報告し対策が終わるまで運転を休止します。今後も点検を徹底して実施し安全安心に努めて参ります」とコメントを発表しています。