BS松竹東急(全国無料放送・BS260ch)では、「全米女子オープンゴルフ選手権 presented by Ally 2024」を5月31日(金)から6月3日(月)に無料生中継。また、今回の生中継で最終日の解説を担当する服部道子氏からのコメントも到着。さらに「全米オープンゴルフ選手権2024」も、BS松竹東急にて6月に無料生中継する。

■約20名の日本人選手が出場予定の「全米女子オープンゴルフ選手権」

開催が迫った「全米女子オープンゴルフ選手権presented by Ally 2024」は、女子ゴルフ5大メジャートーナメントのひとつ。プロアマ問わず、予選会を通過した選手も出場権を獲得できるオープン大会で、長い歴史を誇る。多くのプロが「メジャーの中でも最も勝ちたい試合」という、伝統の大会だ。

2015年以来、9年ぶり2度目の開催となるランカスターカントリークラブが戦いの舞台となる。2015年大会では、13名の日本人選手が出場し8名が予選を通過。大山志保選手が一時2位に浮上するなど優勝争いを繰り広げた。

過去20大会での日本人選手のトップ10入りは15回を数え、「全米女子オープンゴルフ選手権」は日本人選手の活躍が期待される。近年では、2021年に畑岡奈紗選手と笹生優花選手がプレーオフを戦い、昨年は畑岡選手が最終日に首位スタートして悲願のメジャー制覇へあと1歩のところまで迫った。今年出場を予定している日本人選手は5月24日時点で、優勝候補・畑岡選手、2度目のメジャー制覇を目指す渋野日向子選手をはじめとする20名。しかし、5月27日付の世界ランキングで75位以内に入れば出場権を得ることができるため、出場選手が増える可能性も十分にあり得る。

今年の米女子ツアーで圧倒的な強さを見せているのは、「東京五輪」金メダリストのネリー・コルダ選手。今年1月の「ドライブオン選手権」でプレーオフを制し今季初優勝を飾ると、そこからメジャー初戦「シェブロン選手権」まで出場5試合連続優勝と、史上3人目の快挙を達成した。今大会でも注目の選手だ。

また、今季の開幕戦でツアー通算20勝目を挙げたリディア・コー選手も優勝候補と言える。2016年「リオデジャネイロ五輪」では銀メダル、2021年「東京五輪」では銅メダルと2大会連続でメダルを獲得している勝負強さに加え、経験も豊富だ。

■服部道子 コメント

出場するすべての日本人選手が上位でプレーできる可能性を持っており、全員に期待しています。日本ツアーを主戦場とする選手にとって、メジャー大会にスポット参戦し、結果を残すのはハードルが高いことではあります。しかし、国内ツアーも4日間の大会が増え、セッティングを工夫し、海外で通用する選手の育成に励んでいます。また、日本人選手がフィールドにたくさんいること、2021年には笹生優花さんが優勝したことも選手たちにとってはプラス要素。「次は私が」との思いを持っていると思います。

そんな中、今大会に人一倍強い気持ちを持って挑むのが畑岡奈紗さんだと思います。2021年は笹生さんとのプレーオフに敗れ、昨年は最終日を首位で迎えながらタイトルに手が届きませんでした。同年代や後輩がメジャーのタイトルを手にしているなかでも、前を見続けている畑岡さん。2017年に米女子ツアーに本格参戦してから、通算6勝を挙げている実力者です。悲願のメジャー制覇へ、期待せずにはいられません。