シティの勝利に何度も貢献しているが……

プレミアリーグのチェルシーが今夏に、マンチェスター・シティのジャック・グリーリッシュの獲得を検討に入れていると『TEAMTALK』が報じた。

グリーリッシュと言えば、2021年に当時プレミア史上最も高額だった1億ポンドでアストン・ヴィラからシティへ移籍したが、ここまでチームの主力としてその金額に見合った活躍ができておらず、今シーズンの先発出場も10試合にとどまっている。

一方、チーム内でライバルとなるフィル・フォーデンは、大車輪の活躍を見せ、チームに欠かせない存在として台頭。23歳の彼は、完全にジョゼップ・グアルディオラ監督の信頼を手にしている。さらに今シーズン始めに21歳のベルギー人若手ホープ、鋭いドリブルが武器のジェレミー・ドクが加入したことでグリーリッシュの立場は一層危うくなった。

チェルシーは近年、ラヒーム・スターリングやコール・パルマーなど立て続けにシティから選手を引き抜いており、両チーム間で良好な関係が築けている。そのためグリーリッシュも獲得する可能性が高いという。

ただ彼には古巣のアストン・ヴィラへ戻る話やサウジアラビアのクラブへの移籍の噂があるため、シーズン終了後にどのチームに所属することになるかまだわからない。いずれにせよ28歳となった彼はベテランの域に入ろうとしているが、まだまだ若手の力に怯んでいる場合ではなく、左ウィンガーとしてその才能を披露することは難しくないはずだ。来シーズンは彼がピッチで躍動する時間がもっと増えることを期待したい。