言い争う姿が目撃されたのは第35節ウェストハム戦

27日、リヴァプールはプレミアリーグ第35節でウェストハムとアウェイで対戦し、2-2で引き分けた。この試合で同クラブ指揮官ユルゲン・クロップ監督とエジプト代表FWモハメド・サラーがピッチ上で口論したと多くのメディアが報道した。

口論する姿が目撃されたのは、サラーが途中投入された79分のことだった。クロップ監督にかけられた言葉に不満を感じたサラーが、怒りを露にし、何か言葉を言い返した。同選手の怒りは相当なもので、仲裁しようとしたチームメイトのダルウィン・ヌニェスとジョー・ゴメスを追い払うほどだった。

この一件を問われたクロップ監督は「そのことについてドレッシングルームで話し合ったし、もう終わった」とコメント。一方のサラーは試合後「私が話したら火事になるだろう」と話し、この件に関して具体的にコメントすることを避けた。両者が具体的に語らなかったことで、一部の報道が過熱。なかにはこの一件を結びつけ、今季終了後の退団は確定的と報道するメディアもあった。

そんななか、読唇術のプロ、ジョン・キャンディ氏は2人の言い争っているシーンを確認し、サラーが発した言葉を読み取った。英『GIVE ME SPORT』が伝えている。

キャンディ氏によるとサラーはクロップ監督に「私はレッドカードをもらう。7年後、7年在籍後、7年後」と言葉を発しているという。

この読唇術が正しければ、サラーはクロップ監督に腹を立て、「レッドカードをもらう」と宣言したようだ。読み取れた「7年」という言葉は、サラーがローマからリヴァプールに加入したのが2017年なので、同クラブには7年間在籍している。そのため、なんとなく意味は理解できる。

両者が具体的に話さないため実際どのような言葉を発したかは不明だが、これが本当ならエースの言葉としては残念だ。終わったとされるこの一件だが、まだまだ余波は続きそうだ。