デンマークの名門で大活躍

デンマークのサッカーファンは驚いたことだろう。今季デンマークの名門ブレンビーIFで1人の日本人アタッカーが大暴れしているのだ。

その選手とは、今季より清水エスパルスからブレンビーに移籍した22歳のFW鈴木唯人だ。

フランスのストラスブールに在籍していた期間もあった鈴木は今季よりデンマークへ活躍の場を移し、ここまで全コンペティション合わせて10ゴール8アシストと見事な成績を残している。

デンマーク国内リーグはプレイオフ期間に入っているが、鈴木は4月22日のミッティラン戦で2ゴール、続くノアシェラン戦でも1ゴールを記録していて、両クラブともデンマークを代表する有力クラブだ。こうしたチーム相手にも結果を残せているのは頼もしい。

『Football Transferes』は『鈴木とは何者だ?』と若き日本人アタッカーにスポットを当てており、早くも鈴木には他クラブからの関心も噂される。

「鈴木は今季デンマークで衝撃を残している。日本の若きアタッカーは国内のトップリーグで最もエキサイティングな才能の1人となっていて、リヴァプールやマンチェスター・シティ、トッテナムなど欧州の強豪が動向に注目している。両足を器用に使いこなす鈴木は遅かれ早かれ日本のA代表に入るはずで、ビッグクラブへの移籍もそう遠くはないかもしれない」

同メディアはこのように取り上げていて、ブレンビーへの移籍は大当たりだ。デンマーク『Bold』によると、クラブのディレクター務めるカールステン・イェンセン氏も鈴木の人気が高まっていることは認めている。

「鈴木は熟練した選手で、他に類を見ない才能の持ち主だ。我々は彼を引き留めたいと思っているが、この業界に『絶対』はない」

鈴木はU-23日本代表での実績はある選手だが、一気にステップアップするのだろうか。この1シーズンで注目度はかなり高まっている。