川など、水辺での事故が多くなる季節を前に那須烏山市を流れる那珂川で15日、消防や警察などが合同で救助訓練を行いました。

訓練は新型コロナの影響で5年ぶりに行われ、消防や警察など合わせておよそ40人が参加しました。これは、台風や豪雨など河川の増水による水の事故が起きたときの連携の強化や安全で確実な救助につなげようと、本格的な夏のレジャーシーズンを前に行われたものです。

訓練は、集中豪雨による川の急な増水で中州に4人の釣り人が取り残されたという想定で行われ、消防隊員と警察官はそれぞれのゴムボートを操作し救助に当たりました。さらに県の消防防災ヘリも参加して救助訓練が行われました。

警察によりますと那珂川では去年釣りをしていた男性1人が亡くなる水難事故が発生しています。消防や警察では6月からのアユ釣り解禁を前に水難事故に注意するよう呼びかけています。