米プロバスケットボールNBAレイカーズの八村塁(26)が、プレーオフ進出へ向けて見せた〝異例のゲキ〟が話題になっている。

 八村が所属するレイカーズはシーズンを西地区8位で終えて、16日(日本時間17日)にはプレーオフ進出をかけて行われる順位決定戦「プレーイン」で同7位ペリカンズと激突する。

 そうした中、八村はシーズン終盤にチームが見せた〝緩み〟を懸念。チーム全体に向けて警鐘を鳴らした。

 米メディア「レイカーズネーション」によると、八村は12日(日本時間13日)に123―120で辛勝したグリズリーズ戦を問題視。下位相手に苦戦したことで「彼らはひたすら懸命にプレーした。これこそレイカーズがやるべきことだ。私たちは間違いなく、おそらく今季を通して最悪の試合の一つをプレーした。こんなことが起きてはいけない」と強い口調でチームに反省を促した。

 レイカーズはボールを奪われる場面が目立ったことで、八村は集中力の欠如を指摘。「間違いなく、今日はただ単に緩んでいた。僕らはただ動き回っていただけで、試合開始時からあまりうまく動けていなかったような気がする。相手はボールを動かし、よりハードなプレーをしていたが、我々は苦戦していた。ターンオーバーでリズムも狂ってしまった。それらは、私たちが模索しなければならないものだ」とゲキを飛ばす。

 ここからは一戦必勝の大舞台になる。「もうシーズンは終わったが、私たちはプレーオフに向けて何かを構築しようとしている。これから準備をしなければならない」と強い決意を口にした。

 レイカーズは下克上で快進撃を見せられるのか。そのキーマンは間違いなく八村だ。