世界のホームラン王が「競演弾」連発を確信した。ソフトバンクは30日の楽天戦(みずほペイペイ)で、攻撃陣が今季最多14安打を集めて8―0の快勝。4番・山川が決勝の6号先制ソロを放てば、3番・柳田が2戦連発となる中押しの3号ソロで初のアベックアーチを完成させた。

 試合を見守った王貞治球団会長(83)は「出だすと乗ってくるからね。ウチはクリーンアップで競ってるからね。ウチは」と長距離砲コンビの本塁打が今後さらに量産されると予言。ともに3、4月度の「月間MVP」有力候補で、「(選ぶ方も)悩むところだね」とハイレベルな競争に目を細めた。初のアベック弾には「今日で26試合目か。まあ、これでドンドン出だすよ」と、こちらも競演連発を予告した。

 快調な滑り出しを見せているチームには「(4月末で)貯金12か。この12を保っていこう、とりあえずは。また新しい月が始まるからね」と、快進撃持続へ猛ハッパをかけた。