【マサチューセッツ州ボストン30日(日本時間1日)発】レッドソックスのアレックス・コーラ監督はジャイアンツ戦前の記者会見で、28日(同29日)のカブス戦で3回にライナー性の中前打を打った際に左手親指の付け根付近を痛めた吉田正尚外野手(30)について、「今日、スペシャリストに診てもらい、明日、MRI検査を受ける」と説明した。

 先発メンバーから外れた吉田は患部の状態が思わしくないのか、大事を取ったのか不明だが、試合前の練習に参加しなかった。コーラ監督は吉田が初の負傷者リスト(IL)入りする可能性については「様子を見ないと」と話すにとどめた。

 吉田は28日の試合後、「カット系の(ストレートを打って)、詰まった感じの衝突みたいな感じ」と話していた。

 バットの芯を外して打ったことで患部が腫れるほどの痛みが生じ、第3打席で代打を送られベンチに退いていた。27日(同28日)のカブス戦では5打数4安打を放つなど打撃の状態が上向いていただけに、残念としか言いようがない。長期離脱は避けたいところだ。