元WBC&WBO世界スーパーバンタム級2団体統一王者スティーブン・フルトン(29=米国)が、6月15日に復帰戦を行うと、米ボクシングメディア「リング」が報じた。

 昨年7月に、当時スーパーバンタム級初戦だった井上尚弥(大橋)に敗れ、王座から陥落したフルトン。復帰は、フェザー級に階級を上げ、ルイス・レイノルド・ヌニェス(ドミニカ共和国)と対戦する。WBA世界フェザー級王者レイモンド・フォード(米国)は、6月1日にニック・ボール(英国)との防衛戦後、王座を返上する可能性があり、その座をフルトンとヌニェスが争う流れだという。

 同メディアによると、フルトンは井上戦について「あの試合から多くのことを学んだ。もっとハードに練習すべきだった。それ以外のことはあまり言いたくない。井上は正々堂々と勝った。彼は素晴らしいファイターだし、自分にチャンスを与えてくれた。私は楽しむことよりも、どうでもいいことに集中しすぎていた」と反省。敗戦を糧に再び世界王者へと返り咲きなるか。