栄城賞2024

[佐賀競馬・栄城賞=2024年5月26日(日曜)3歳、佐賀競馬場・ダート2000メートル]

トゥルーリー(牡・北村欣)
父ダノンレジェンド
母ルヴィロンザ

 昨年、九州ジュニアチャンピオンを制した素質馬の巻き返しを狙う。近走は逃げられない競馬が続いているが、この馬の身上はスピード豊かな逃げ脚。スタートもうまいだけにゲートを切ってハナを奪えるし、自分のペースに持ち込めれば、なかなか抜かせない勝負根性も兼備している。

 北村欣調教師は「中間はやれるだけのことはやった。強いのはいるが、今回も前に行ってどこまで粘れるか」と自分のレースができればと期待を込めた。同師は当レースを21年にトゥルスウィーで優勝しており、今回勝てば3年ぶり2度目の制覇となる。重賞3勝を含めて合計8勝を挙げている同馬の鮮やかに逃げ切りに注目したい。

デッドフレイ(牡・鮫島克)
父カレンブラックヒル
母キュートシルフ

 佐賀デビュー馬で初戦のホープフルデビューを勝った素質馬。その後はここまで2勝2着2回、3着1回、4着2回と安定した走りを見せている。前走のクラシック1冠目の佐賀皐月賞では、初距離にもかかわらず3角先頭の積極策から最後の直線で勝ち馬のウルトラノホシに0秒3差の2着と奮闘。さらに距離は伸びるが、レース内容から心配ないはず。強いメンバーで勝ち負けできたことは自信につながっている。

 管理する鮫島克調教師は「前走2着でこのクラスでもやれるメドはついた。距離も大丈夫そうだし、この中間も順調。ここは叩き2走目だし、動きも良くなっているから上積みはあると思います。強いのが1頭いるが、頑張ってほしい」と好戦を切望していた。

著者:東スポ競馬編集部