川崎区富士見にある教育文化会館の市民館機能を市立労働会館(サンピアンかわさき)に移転して再編整備を進める「(仮称)川崎市民館・労働会館」について、川崎市は2025年12月に工事完了するスケジュールを市議会文教委員会で示した。

再編整備される「(仮称)川崎市民館・労働会館」は地下1階、地上5階建で延べ床面積は約9667平方メートル。定員668人のホールや150人収容のミニホール、体育室や市民ギャラリー、図書コーナーを設置。演奏活動ができるスタジオや音楽室、料理室や和室などが整備される。

今回示されたスケジュールによると、市は3月25日に約77億4160万円の工事請負契約を締結し、4月から仮設工事や設備などの解体撤去を進めている。10月19日から11月17日と来年3月22日から4月13日には隣接地の富士見公園で国都市緑化かわさきフェアが開催されることから、期間中は騒音に配慮した工事を行い仮囲いに緑を施す。供用開始は再来年2月の予定。運営は指定管理者が担い、来年1月に公募し、3月に選定。指定管理者は大師分館、田島分館の運営も兼ねる。

教育文化会館の解体工事は26年2月に着手。28年4月から多目的広場として供用開始予定。