奉仕団体の横浜瀬谷ロータリークラブ(益田裕隆会長)の例会が4月19日にeモール=瀬谷区=で開かれ、(公社)神奈川被害者支援センターの永野弘幸所長が卓話のゲストとして登壇した。

卓話はクラブ会員やゲストが自身の職業、ロータリー活動などについてスピーチするもの。神奈川区に拠点を置く同センターは犯罪や交通事故などの被害者や家族、遺族などを対象に、電話やLINE、面接相談を通じて支援している。

永野所長は卓話のなかで、その役割や必要性、日本の被害者支援が欧米と比べて遅れている点を解説。「誰もが、いつ犯罪被害者になるか分からない」と強調した上で、子育て世代に対する支援と同じように、地域で孤立しがちな被害者をケアする街づくりの必要性を訴えた。