街中で見かける小さな洋品店や文房具店、書店……。ショッピングセンターや大型の専門店に顧客が流れ、厳しい経営を強いられているはずなのに、どうやって経営を続けていられるのでしょうか。その理由を探ってみると、堅実に稼いでいる経営者のある共通点が見えてきます。

ネットや本にあふれる膨大な知識を学ばなくても、起業で成功を収めることができる。地道に稼ぐ経営者のノウハウを体系化した書籍『どんなビジネスを選べばいいかわからない君へ』(村上学・著)より、一部を紹介します(全3回中の第1回)。

地道に稼ぐ人たちの共通点に注目

起業において、もし生きるか死ぬかという極端なイメージを持っているなら、それは捨ててしまいましょう。そのどちらもよく目立つので、それが普通のことだと思ってしまいがちです。

たとえば、日本経済新聞朝刊で1956年から続くコラム「私の履歴書」や、テレビ東京の『日経スペシャル ガイアの夜明け』『日経スペシャル カンブリア宮殿』では、非常にかっこいいストーリーが紹介されます。

一方、脱サラして飲食店を始めたはいいものの、経営に行き詰まってしまう人もいます。