岡山県吉備中央町の円城浄水場から有害な有機フッ素化合物PFASが検出された問題で、町は6月10日夜、円城地区の自治会長らを対象に健康影響調査の説明会を開き、住民の血液検査を10月にも行うと話しました。
説明会には円城地区の8自治会のうち6自治会の会長らが出席。調査は、地区内で水道水を飲んだ18歳以上の人にアンケート形式の調査票を配布し、健康状態や精神的ストレスを把握します。
併せて血液検査の希望も取りまとめ、10月から11月にかけて検査を行い、PFASの血中濃度や肝臓の機能などを調べる予定です。
血液検査は5年後にも実施する計画で、費用はすべて町が負担します。調査は岡山大学に依頼して行います。
18歳未満の人については保護者の同意の取り付け方などを検討した上で実施する予定にしています。