市役所と銀行を名乗る人物から電話で誘導され、ATMで約96万円を振り込む被害の特殊詐欺事件が江津市で発生した。

江津警察署によると、被害にあったのは市内に住む60代の女性で、被害額は合計96万3840円にのぼる。

特殊詐欺被害が発生したのは5日で、市役所のタナカ、銀行コールセンターのオグラをなのる2か所からの電話があったということ。
被害女性宅の電話に、江津市役所のタナカを名乗る男から、「介護保険の過払い金があり、払い戻したい、銀行から折り返しがある」と連絡ののち、銀行コールセンターのオグラを名乗る男からATMに行くよう誘導されたという。

銀行コールセンターのオグラを名乗る男は、磁気エラーが出たなどと被害女性に話し、合計4回にわたり現金を振り込ませ、金をだまし取ったとみられる。

容疑者はわかっておらず、警察が調べている。