5月は自転車の正しい乗り方を啓発する自転車月間です。
その中でも5月1日は月の頭ということで「自転車ヘルメットの日」に制定されています。
これに合わせ、警察官などが、自転車利用者に交通事故の防止を呼びかけました。

警察官:
「おはようございます」

朝の松江市の乃木駅前。
警察官や交通安全指導員が自転車を利用する中学生や高校生などにヘルメットの着用や交通ルールの遵守を徹底するよう呼びかけました。

この活動は、1日から始まった「自転車月間」に合わせ、島根県交通安全対策協議会が県警などと協力し、自転車の交通事故防止や利用者のマナー向上などを目的として行ったもので、5月31日まで県内各地で自転車の利用者に街頭指導を実施します。

松江警察署交通総務課長・板倉雅人警部:
「自転車のルールとマナーをしっかり守っていただいてヘルメットの活用、交通事故防止を徹底していただきたいと思います」

山陰両県の警察によると、過去10年間の自転車事故の死傷者数は島根県で1270人、鳥取県で1150人で、両県とも中学生と高校生の割合が4人に1人以上と高くなっています。

このうち、ヘルメットの着用率は中学生で6割前後なのに対し、高校生は鳥取で5.8%、島根で3.9%と、高校に入ってから着用率が急激に低下しています。

松江警察署は自転車事故の被害を軽減するためにも、ヘルメットの着用をはじめ、交通ルールの遵守を徹底してほしいとしています。