福島県喜多方市の職員が、車で道路わきのプランターを壊す交通事故を起こした後、警察への報告を怠ったとして、市は、この職員を停職6か月の懲戒処分にしました。

4月30日付けで処分を受けたのは、喜多方市の保健福祉部所属で出先機関に勤める副主任主査(44)です。

市によりますと、職員は、2022年12月13日の午前1時すぎ、喜多方市内の県道を車で走行中、道路の左端に置かれていたプランター3個を壊す事故を起こしましたが、その後、警察への報告を怠り、所属長にも報告していませんでした。

被害に気付いた近隣住民が警察に通報したことで発覚しました。市の聞き取り調査に対し職員は、報告をしなかった理由について「認識が欠けていた」と話しているということです。

職員は、23年12月に道交法違反の罪で略式起訴され、罰金の略式命令を受けたということです。

市は「このような事態を招いたことは誠に遺憾であり、市民の皆様に深くお詫びします。法令遵守と共に交通違反の根絶に向け真摯に取り組み、市民からの信頼回復に向け、全力で努めていきます」とコメントしています。