14日未明、福島県南会津町の住宅に2人組の男が押し入り、現金を奪って逃走しました。隣県でも同様の事件が相次いでいて、犯人の特徴に似ている点があることなどから、関連を調べています。

浦部智弘アナウンサー「強盗事件は田んぼと山に囲まれた、周りにはほとんど家がない住宅で発生しました。」

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事件は、南会津町の山間にある一軒家で起きました。14日午前1時ごろ、この家に一人で暮らす60代の女性が寝室で寝ていたところ、2人組の男が押し入りました。男らは、女性の目を塞ぎ、テープで手首などを縛ったうえ、財布から現金1万円あまりを奪って逃走しました。

女性から助けを求められた親戚「目をガムテープで貼られ、風呂敷のような物を頭に被せられ、その上に布団を軽く乗せられたから犯人の顔全然見ていない(と女性が話していた)」

被害にあった女性は、自力で逃げて、近くに住むこの男性の家に、駆け込みました。女性は手にけがをしていたということです。

押し入った男らは「カネ、カネ、カネ」などと、現金を要求。話し方は片言の日本語だったことが、警察への取材で新たにわかりました。警察は、男らが外国人の可能性もあるみて捜査しています。

同様の強盗事件、2週間で4件発生

山間部の一軒家を狙った強盗事件は、ほかの県でも起きています。

1件目は栃木県日光市で4月30日。2件目、3件目が長野県松本市と群馬県安中市で発生していて、福島県南会津町も含めれば、ここ2週間であわせて4件起きています。

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警察によりますと、栃木県日光市の事件では、住人の男性が就寝中、突然男2人から「金、出せ」と脅され体を押さえつけられ、頭を殴られるなどしました。

さらに、男性は、はさみで脅された上、ネクタイで両手両足を縛られ、現金3万4000円が入った財布などを奪われたということです。

4つの事件に共通しているのは、
▽2人組の男
▽被害者の体を縛る
▽未明の犯行で周辺に住宅が少ない
 という点です。

このうち福島を含む3つの事件では、外国人の犯行の可能性もあるとみられています。

栃木、群馬、長野の3県警は、合同の捜査本部を設置して逃げた男らの行方を追っていて、福島県警も、強盗傷害の疑いで逃げた男の行方を追うとともに、他県の事件との関連も調べています。