福島県石川町長の塩田金次郎容疑者が、15日午後、代理人弁護士を通じて辞職願を提出したことがわかりました。

塩田容疑者は、2022年に行われた町発注の道路工事の入札をめぐり、当時土木会社の役員と社員だった男らに予定価格を漏らし、適正な入札を妨害した官製談合防止法違反などの疑いで、4月30日に逮捕されていました。

石川町によりますと、塩田容疑者は15日午後3時ごろ、代理人弁護士を通じて町議会議長に辞職願を提出したということです。

塩田容疑者は「町民の皆様に対し、多大なるご心配、ご迷惑をおかけしたことに対し、誠に申し訳なく思っております。また、町政を混乱させたことに対しましても返す返すも申し訳なく思っております。
これ以上の町政の停滞と混乱を避けるため、本日、辞職届を提出させていただいたところであります。」とコメントしています。

町では17日に臨時議会を招集し、同意が得られれば町長の辞職が決まり、50日以内に選挙が行われます。