南砺市では、5日、城端曳山祭の本祭が行われ、絢爛豪華な曳山が「越中の小京都」を練り歩きました。ことしは300年の歴史で初めて女性の地方(じかた)が庵屋台で演奏しました。

TUT

ユネスコの無形文化遺産で国の重要無形民俗文化財に指定されている南砺市の「城端曳山祭」。ことしは、6つの町の絢爛豪華な曳山が町の繁栄を願って城端の町を練り歩きました。

TUT

車輪をきしませながら練り歩く豪快な曳きまわしが、沿道の観客を沸かせていました。

TUT

曳山を先導する庵屋台からは、三味線や笛の優雅な音が流れ、街中に響きわたりました。祭りでは、地方の担い手不足が課題となっていて、ことし、300年の歴史で初めて女性3人が地方として庵屋台で演奏しました。

本祭りが行われた5日、日本全国の祭りを支援しているダイドーグループホールディングスの高松富也社長らが南砺市の城端曳山会館を訪れ、田中幹夫市長に活動内容を説明しました。

TUT

ダイドーグループは、ふるさとや人とのつながりの大切さを伝えていこうと、21年前から全国の祭りをテレビ番組を通して発信していて、ことし富山県内からは城端曳山祭りを取り上げます。

TUT

高松社長は「地域の核となる祭りを通して地域、そして日本が元気になればうれしい」と話していました。

TUT

夜には、粋で優美な庵唄が響く中、提灯が灯った曳山と庵屋台が練り歩き、「越中の小京都」は幻想的な雰囲気に包み込まれました。

TUT

城端曳山祭りを追った番組は6月8日、チューリップテレビで放送されます。