山形県内では、山岳遭難の件数が去年の同じ時期のほぼ倍になっていて、警察が注意を呼びかけています。

きのうは遊佐町の山に入った88歳の男性が一時、行方不明になりました。

警察によりますと、一時、行方不明となっていたのは遊佐町に住む88歳の男性です。

男性はきのう午前、自身が所有する遊佐町直世の山林に管理をするために入ったものの、夜になっても戻らなかったということです。

家族が山道で男性の車を見つけたことから、昨夜午後10時ごろ110番通報しました。

その後、男性は自力で下山し、けさ6時前に自宅に戻ったということです。

男性にケガや体調不良などはないということです。

警察の調べでは、男性は山に入る際に携帯電話は持っていなく、「道に迷った」などと話しているということです。

県警察本部のまとめでは今年の山岳遭難の件数は29件で、去年の同じ時期のほぼ倍となっています。

警察では携帯電話を持って山に入ることや家族に行き先や下山時間などを伝えることなどを呼びかけています。