29日、160円台から154円台まで一気に円高が進んだ円相場は、その後はじりじりと円安が進行し、1日午前は1ドル=157円台後半で推移しています。

 1日の円相場は、アメリカで発表された経済統計の結果が市場予想を上回ったことを受けて、円安圧力が再び強まる展開となっています。

 アメリカの長期金利は大きく上昇し、日米の金利差が意識されて円を売る動きが加速しています。

 29日、一時円が5円以上急騰した際には、市場関係者から政府・日銀による為替介入の可能性が指摘されました。

 30日、日銀が公表した当座預金の増減からも5兆円を超える大規模な介入が行われたという見方が広がり、引き続き介入への警戒感が高まっています。