「奇蹟のカンパネラ」で知られる、ピアニストのフジコ・ヘミングさんの訃報を受け、ヘミングさんの従姪(いとこめい)で歌手の橋本潮やタレントの原千晶(35)、俳優の伊原剛志(60)らが2日、自身のSNSで追悼コメントを寄せた。
アニメの主題歌として大ヒットした楽曲「ロマンティックあげるよ」などで知られる橋本は自身のXで「4/21早朝 昇天されました。 従姉妹(いとこ)関係にあった母からその朝に連絡があり、フジコさんは独身でしたのでおととし亡くなった実弟・大月ウルフさんのご家族が喪主となり密葬をする予定と。喪主から、しばらくは訃報は伏せるようにとの事でしたので、今まで何も言えませんでした。…」と報告。次の投稿では「この春は喪失続きで、、、、」と悲しもを吐露。「フジコさんはキリスト教徒なので、、ご冥福(めいふく)というお悔やみの言葉は向きません。。。」と伝えた。
原も自身のXで「フジコ・ヘミングさん。心惹かれる唯一無二の孤高のピアニストでした。20年近く前、東京会館でのコンサートに行って初めて生の演奏に触れた時は衝撃でした。魂から何から全身を揺さぶられた感覚」と回顧。「去年ふとフジコさんのピアノが聴きたくてチケットを購入したのですが、転倒して怪我(けが)をしたとの事で公演が延期に。。もう一度フジコさんの演奏に触れたかった…」とつづった。
ヘミングさんの代表曲「ラ・カンパネラ」を題材とした映画「ら・かんぱねら」で主演した伊原は「今春、縁あって私が映画『ら・かんぱねら』に出演が決まり、生まれて初めてピアノを弾き始め、毎日ラ・カンパネラと格闘している」と告白。「ご冥福をお祈りいたします。合掌」と追悼した。