東京に初夏の訪れを告げる浅草の三社祭が開幕しました。初日の17日は5年ぶりに大行列が盛大に行われました。

浅草神社奉賛会 冨士滋美副会長
「三社祭、その初めを飾る大行列が去年は雨でできず、その前もできず、やっとできます」

 三社祭の大行列は新型コロナウイルスや雨の影響で5年ぶりです。

 お囃子(はやし)屋台に芸者、びんざさら舞や白鷺の舞が列を作り、浅草を盛り上げます。

 今年は浅草神社の東側を中心に雷門や仲見世通りなどを約1時間かけて練り歩きました。

 沿道には行列を見ようと多くの人が集まり、写真を撮るなどしてにぎわいました。

 その後、浅草神社の拝殿では、神事「びんざさら舞」の奉納が行われ、商売繁盛や子孫繁栄などを祈りました。

 18日は約100基の神輿(みこし)が練り歩く町内神輿連合渡御や子どもたちが神輿を担ぐ「子之宮」渡御が行われ、浅草一帯が熱気に包まれます。