立憲民主党の岡田克也幹事長が、27日に開催する予定だった政治資金パーティを中止すると明らかにした。立憲民主党は、政治資金パーティーを全面禁止するための法案を国会に提出している。党の幹部がパーティーを予定していることに対して、与野党から批判が集まっていた。

■「説得力皆無」SNSで批判・炎上も…

立憲民主党 泉健太代表
「党執行部の中でパーティーを開くという話を聞いて、私自身も違和感を感じたところがありましたから。そういった意味で対処をさせていただく」

岡田幹事長
「今回、私は実は明日パーティーやることになっているんですね、大阪で。で、これを禁止をいたしました。講演会に切り替えまして、全額返済ということにいたします」

 立憲民主党が掲げる「政治資金パーティー全面禁止」の法案。24日、衆議院で審議が行われる一方、立憲の幹部がパーティーを予定していることに批判が集まり、釈明する事態になった。

岡田幹事長
「我々が企業団体献金禁止したり、パーティー禁止しているからといって、それで自分の手を縛ることはしませんということは明確に私は申し上げております」

泉代表
「あくまで現実的に、我々は法律を作っていますから。経過期間・猶予期間というものは、一定それはありますよ」

 立憲の「パーティー禁止案」は、再来年から施行となっている。それまでの期間で、政治資金パーティーに頼らないよう事務所の運営などを変えていくという。

 しかし、ネット上では批判の声が飛び交い、炎上した。

SNSの声
「『やめよう』と言っている人が、自分はやめないのでは説得力皆無」

 そして、一転してパーティーを中止する事態になった。

泉代表
「国会論戦で『禁止』を強く訴えている中で、党執行役員自らがパーティー開催となれば、皆様の怒りも当然です。今、対処しています」

岡田幹事長
「色々と考えた結果、政治資金パーティーは中止をすることにいたしました」

(「羽鳥慎一 モーニングショー」2024年5月27日放送分より)