沖縄の尖閣諸島周辺の接続水域内で中国海警局の船が確認されたのが過去最長となる158日連続となったことについて、林官房長官は「極めて深刻に考えている」と述べました。

林官房長官
「政府としては、接続水域内での航行や領海侵入等が相次いでいることは極めて深刻に考えております」

 林長官は、27日午前8時の時点で中国海警局の船4隻が尖閣諸島周辺の接続水域内で確認され、これにより連続して確認された日数が2021年の157日を上回り、過去最長になったと明らかにしました。

 林長官は、領海侵入の場合、「夜中であろうと未明であろうと直ちに厳重に抗議をしている」と強調したうえで、「中国側に対し、冷静かつ毅然と対応していく」と述べました。

 26日の日中首脳会談でも岸田総理大臣から中国の李強首相に対し、深刻な懸念を表明したということです。