新潟水俣病の被害者団体などの会合が開かれ、7月に開かれる伊藤信太郎環境大臣との懇談を前に「患者の立場に立った解決」を訴えました。

会合で「新潟水俣病被害者の会」の小武節子会長は、4月の新潟地裁判決について述べ、妹が患者と認定されたものの去年10月に亡くなっていたことを明かしました。
■新潟水俣病被害者の会 小武節子会長
「生きているうちに判決を聞くことができなかったことは、本当に残念だったと思います。」

そのうえで、熊本県で起きた環境省職員による発言の遮断問題を批判しました。あいさつに立った花角知事は、伊藤環境大臣の新潟訪問について「有意義な懇談になることを願っている」と述べ、救済制度全体の見直しに期待感を示しました。