友達との付き合い方に悩む高校生・白瀬ちなしが、群れることが嫌いなクラスメイト・上土師匠人を“師匠”と慕い、人間関係を学ぼうとする漫画「ちなしと師匠」。どれだけ拒否しても“弟子ムーブ”が止まらないちなしに匠人は手を焼きながらも、次第に絆を深めていく青春ストーリーが多くの読者の心を捉え、単行本化されるほどの人気作となった。今回、作者のFuki(@fuki_ii)さんに話を伺った。



■「言葉で表しづらい絶妙な関係性を漫画で描きたい」

「同級生以上友達未満」のような二人の距離感が少しずつ変化していく様子にキュンキュンする本作。Fukiさんは「恋愛とも友情ともハッキリ言えないような関係が好きです。言葉で表しづらい絶妙な関係性を漫画で描きたいと思っています。もちろん読者の方が、これは恋愛の物語だと感じれば恋愛だし友情と思えば友情の物語です。自由に解釈していただけると嬉しいです」と語る。

pixivで人気を集めた本作は、書籍化に合わせてキャラクターたちの掘り下げや説明不足な部分が補完されている。物語のその後について尋ねると、「あまり無責任なことは言えませんが、趣味でイベントの話の続きを描きたいなと思っています。特にクリスマスのエピソードで『来年は一緒にクリスマスパーティーをしよう』と約束していたので、そこら辺のエピソードを描きたいです!」と明かしてくれた。

最後に、「ちなしと師匠を覚えていて下さった方も、新しく知ってくださった方もありがとうございます!これからも創作活動頑張りますので、どうぞよろしくお願いします!」と、読者へメッセージを寄せた。



取材協力:Fuki(@fuki_ii)