フランスのパリは意外とコンパクトな街で、東京23区に比べても6分の1以下の広さです。しかし、有名な観光地はパリ市内に散らばって存在しています。

複数の観光地を限られた日数で巡る場合、移動時間は最小限に抑えたいですよね。

この記事では、パリ市内での移動手段の種類と、値段や乗り方をご紹介します。

パリ旅行を楽しむためには、複数の移動手段を使うのがおすすめ!

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パリ旅行を限られた旅行期間で最大限に楽しむためには、複数の移動手段を併用するのがおすすめ です。

たとえば、大きなスーツケースを持って移動しなければならない時、パリで移動するのは少し不便。パリの地下鉄の駅にはエスカレーターやエレベーターがないことが多く、階段を上り下りする必要があります。

また、パリの道は石畳が多く、スーツケースを転がすのが大変ですよね。そんな時は、タクシーを利用するのが最適です。

観光地間を移動する際は、電車だけよりも電車とバスを乗り継いだほうが最短で移動できる場合が多いので、どちらも利用方法を知っておくと便利ですよ。

Google Mapで現在地と目的地を入力すれば、どこで何に乗ってどこで乗り換えるのかも詳細に表示されるので、Google Mapをうまく活用するのもいいでしょう。

パリ旅行でおすすめの移動手段と利用方法

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パリ旅行でおすすめの移動手段を5つご紹介します。

それぞれの利用方法も詳しくご紹介しますので、パリに行く前にぜひ確認してみてください。

電車の利用方法

パリで走っている電車は「PER」と呼ばれる高速郊外鉄道と「メトロ」と呼ばれる地下鉄の2種類 があります。

PERは空港からパリ市内への移動など、パリとパリ郊外を移動する際に主に利用します。チケットは窓口か自動券売機で購入可能です。乗る際はどこ行きの電車なのかとどの駅に停まるのかを確認して乗るようにしましょう。

日本の急行電車のようなものなので、停車しない駅もあるため注意が必要してください。

メトロはパリ市内に約300の駅 があります。

駅の入口はメトロマークがついているため、比較的わかりやすいです。14の路線が走っているため、目的地まで何度か乗り換えなければいけない場合もあります。

路線は色分けされて表示されているため、きちんと確認すれば乗り間違えは防ぐことができます。

切符は基本的にタッチパネル式の自動券売機で購入可能です。

パリ市内であれば、乗る距離に関わらず1回の乗車チケットは2.1ユーロです(2024年3月時点)。回数券や1日券もあるので、乗車回数によってうまく利用すればお得に移動できます。

電車を降りるときには、ドアにあるボタンを押さないと、ドアが開かないので覚えておきましょう。

パリは日本よりも自由な雰囲気で、電車内でバイオリンを弾く人に遭遇するなんてこともあります。

バスの利用方法

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バスは日本と同様にバス停で乗車 します。

一つの停留所にさまざまな行き先のバスが停車するため、 電車よりも利用する難易度は少し高め です。

ルートによって番号が決まっていて、バスに番号が記載してあるので確認して乗るようにしましょう。チケットはメトロ・PERと同じものが利用可能ですが、バス停には券売機はありません。

メトロ・PERの券売機で購入するか、バスに乗る時に運転手から購入します。

車内アナウンスが聞き取れないと降りるバス停に迷うかもしれませんが、車内の電光掲示板で次のバス停が表示されるため、確認しながら乗るのがおすすめです。

日本のバスでも同様ですが、道の混雑状況により時間通りに運行していない場合もあるため、時間に余裕がある時に利用するのがいいでしょう。

観光バスの利用方法

公共交通機関の利用が不安な方は、主要観光スポットを周回する観光バスの利用もおすすめ です。

さまざまなバス会社が運行していて、バスの車内・バス会社の公式サイト・街中にあるインフォメーションセンターなどでチケットを購入できます。

観光客用のオーディオガイドがあったり、ルート内のバス停で乗り降り自由 というメリットがあります。しかし、停まる場所が限られているため小回りがきかないという点や、公共交通機関よりも料金が高いというデメリットもあるので認識しておきましょう。

タクシーの利用方法

タクシーを利用する際は、日本と同様に道を走っているタクシーを手を上げて止めることもできますが、 タクシー乗り場で並んで乗る方が早い ことが多いです。

運転手はフランス語しか話せない事が多いので、行きたい場所は地図アプリなどでわかりやすく説明できるようにしておくのがおすすめです。

また、フランスではタクシー配車アプリが浸透していて、 タクシーを多く利用する場合はアプリを利用するのが便利! 決まった時間に決まった場所でピックアップしてもらうように予約をしたり、アプリを通して支払いを行うことができます。

他の人と相乗りをすることで安く乗車できるアプリもあるので、お得に移動したい場合はそのようなアプリの利用もおすすめです。

また、パリでは公共交通機関でストライキが行われることも時々あります。電車やバスに乗れなくなってしまった時はタクシーを利用するといいでしょう。

レンタサイクルの利用方法

パリ市内には「ヴェリブ」というセルフレンタサイクル の駐輪場がたくさんあります。

1回乗り捨てや、1日乗り放題といった方法で、自転車を借りて乗る ことができます。駐輪場にある自動登録機で情報を登録してクレジット決済を行えば、自転車を利用できます。

返却は借りた駐輪場ではなく、どの駐輪場でも可能です。自転車は小回りがきくため非常に便利ですが、 フランスは自転車の交通ルールが日本より厳しく なっています。

  • 自転車は歩道の通行禁止
  • 一方通行の逆走は禁止
  • 2台並列で走るのは禁止

たとえば上記のようなルールがあるので、注意しましょう。

パリでの移動方法は事前に確認しておこう

今回は、フランスのパリでの移動方法を紹介しました。

基本的に日本と同じような交通手段が使えますが、チケットの買い方などは始めは戸惑うことがあるかもしれないので、事前に確認しておくのがおすすめです。

旅費を安く抑えたい場合は、電車・バスといった公共交通機関を利用するのがおすすめです。

この記事を参考に、ぜひ快適なパリ旅行を楽しんでください。

https://www.veltra.com/jp/europe/france/paris/


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