【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は27日、ソウルで開かれた韓中日首脳会談で、「2国間関係で解決が難しい問題も3カ国協力で解決していくことができる」として、「強固な3カ国協力の土台の上で域内のパートナーと協力の裾野を拡大していくことを期待する」と述べた。

 尹大統領は「3カ国が新型コロナウイルスという共通の危機を乗り越え、この場に集まったのは3カ国の国民と国際社会に大きな意味を持つ」と評価。「世界的な課題にも3カ国が力を合わせて対応していくことを望む」として、「今年、国連安全保障理事会の理事国として活動している3カ国が世界の複合危機や地政学的な対立の前で知恵と力を合わせ、国際社会の平和と繁栄に共に貢献していくことを望む」と述べた。

 また、「1997年、アジア通貨危機という前代未聞の挑戦に直面した際、われわれは3カ国協力の新たな機会を切り開いた」として、「今日、われわれが直面している域内と世界のさまざまな挑戦も3カ国の意思疎通促進、協力の裾野の拡大という新たな機会に転換できる」と呼びかけた。

 3カ国首脳会談は2019年12月以来、約4年半ぶりに開催された。