【MLB】ドジャース 3−7 ダイヤモンドバックス(5月21日・日本時間22日/ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手がダイヤモンドバックス戦に「2番・DH」でスタメン出場。第3打席で一二塁間を抜けるライト前へのタイムリーヒットを放った。この試合の解説を務めた元プロ野球選手の古田敦也氏がこのとき大谷を迎えるバッテリーの心境について語る場面があった。

【映像】バッテリー“絶望” 大谷翔平の圧巻タイムリー

 1-4とドジャースが3点ビハインドの6回、1死三塁のチャンスで大谷が3打席目を迎えた。ダイヤモンドバックス先発のファートが投じた初球のスイーパーは外角に外れボールに。2球目はチェンジアップをインコース低めに投げ、これもボールでカウント2-0となった。この勝負に、古田氏は「バッテリーは空振りかセカンドゴロを狙って、左バッターにはこのボール(内角低めの変化球)を多く投げたい。ストレートは長打があるので嫌なんです」と相手目線で心情を解説する。

 すると3球目、同様に低めにきたチェンジアップを大谷が捉えると、打球は一二塁間を鋭く破りライト前へ抜けるヒットとなった。結果的にはタイムリーとなったが、古田氏は「こういうバッティングをされるとわかっていても、それでもバッテリーはこのタイミングでストレートは投げにくいというのがある。長打を食らってしまうと1点差になってしまうので。『これでセカンドゴロを打って』と祈りながらチェンジアップを投げるしかない」と大谷と対峙したバッテリーの心境について語った。

 この解説に中継を視聴していたファンからも「すっごい分かりやすい古田さん」「古田流石だな」「古田おもしれー」など理解を深めたというコメントも多く見られた。

 大谷はこの試合、4打数2安打1打点2盗塁の大活躍。しかしドジャースは敗れ連勝が4でストップした。

(ABEMA『SPORTSチャンネル』)