【セリエA】インテル 1−1 ラツィオ(日本時間5月20日/ジュゼッペ・メアッツァ)

 鎌田大地の「幻のアシスト」が話題だ。日本代表MFは王者インテル相手に絶妙なアウトサイドのスルーパスで絶好機を演出すると、FWタティ・カステジャノスがゴールネットを揺らした。しかし、VAR判定の結果オフサイドに。今季3アシスト目とはならなかった。

【映像】鎌田大地が「幻のアシスト」の瞬間

 3月にイゴール・トゥードがル新監督に就任してから鎌田は完全復活を遂げ、攻守にわたる中盤のキーマンとして躍動している。すでにセリエA優勝を決めている王者インテルが相手でも、キックオフ直後から好プレーを披露した。

 開始4分、自陣でパスを受けた鎌田は、カウンターの展開で前線のカステジャノスにアウトサイドで絶妙なスルーパスを供給。このパスを受けたアルゼンチン人FWはそのままボックス内まで仕掛け、インテルのGKヤン・ゾマーも触れることのできない完璧なシュートを叩き込んだ。

 ラツィオが先制に成功したかと思われたが、VARの介入によってオフサイドに。鎌田にとって今季3アシスト目とはならなかったが、見事なプレーで決定機を演出していた。

 この場面について解説を務めた細江克弥氏は、「ここで一瞬ですけど、自分の時間を作って状況を見極めながらあのパスを出せるのが特長として出ましたよね」と、日本代表MFの持ち味が出たシーンだと紹介した。

 また、SNS上のファンは、「鎌田アシストがぁ」「アシストが幻に」「今日も絶好調だね」「立ち上がり良い感じ」と反応。アシストが取り消されたことに悔しさを覚えつつ、この後も期待できる展開にワクワクしていた。

 ファンの予感は的中し、鎌田は32分に豪快な左足ミドルで先制ゴール。この日本代表MFの活躍もあってラツィオは王者インテルと1−1のドローに終わり、敵地で勝点1を手にした。セリエAはこれで37節を消化。最終節でラツィオは、日本時間5月27日にサッスオーロと対戦する。

(ABEMA de DAZN/セリエA)

【映像】鎌田大地が「幻のアシスト」の瞬間