リスクモンスターは、2025年3月卒業予定の大学3年生の男女473人を対象に「就職したい企業・業種」というテーマでアンケートを実施し、その結果をランキングとして発表しました。

■「公務員」人気が継続。鉄道業と飲食料品製造業がランクアップ
調査結果によると、就職したい企業・業種の1位は「地方公務員」(16.7%)、2位は「国家公務員」(8%)となり、6年連続でトップ2を維持しています。3位以下は「ソニー」「アップル」「グーグル」と続きました。

前回調査と比較すると、JR各社に代表される鉄道業や、「グリコ」「味の素」「日本コカ・コーラ」などの飲食料品製造業がランクアップしている一方で、出版社の順位は下がる傾向にありました。

■「給与額」が就職先選定の最重要ポイントに
就職先選定の際に気になるポイントとしては、1位「給与額」(52%)、2位「福利厚生」(36.6%)、3位「雇用形態」(26.8%)となり、給与額の重要度が高まっていることが分かりました。

最低限実現したい生涯最高年収は「400万円以上500万円未満」(14.6%)が最多で、平均年収程度を望む学生が多数派である一方、特に男性と理系学生の中には1000万円以上の高年収を目指す層も一定数存在しています。

■早期就職活動開始の学生ほど「内々定獲得率」が高い傾向
理想的な就職活動の開始時期は「大学3年生前期」(40.4%)、理想的な内定希望時期は「大学4年生前期」(52.6%)が多数を占めました。実際に「大学3年生前期」(25.4%)に開始する学生が最多で、「大学3年生後期」(20.7%)が続きます。

2019年と比較すると、就職活動の早期化が顕著で、「大学1、2年生」から開始した学生の内々定獲得率は約4割と、「大学3年生以降」開始の倍近い結果となりました。早期から活動することで就職活動を有利に進められる傾向がうかがえます。