話題のアイテムは次々と出てくるけれど、気になるのはその実力。そこで、自ら使って納得したものしか選ばないオモムロニ。さんが、暮らしのなかで、じっくり試してわかったことをレポートする連載。今回は、大切な衣類を清潔に保ってくれるアイテムを紹介します。

1. abien DRY IRON _ abien

対応温度は100、140、190℃。「出しっぱなしにできるスタイリッシュなデザイン。持ち手はツルッとしていますが、全体的にマットな仕様でお手入れもしやすそう。本体を立てかけられたり、持ち運び専用の巾着袋があったりしたら嬉しいですね」。ベージュとブラックの2色展開。W195×D84×H110㎜ 約440g ¥17,600*今夏発売予定(アビエン 0120−188−367)

「アイロンで、こんなに薄くて軽いとは!」

独自開発のサーキットヒーターがプレートに内蔵されたドライアイロン。「薄くて軽いフォルムが画期的! 本体は440gと一般的なドライアイロンの1/2くらいの重さです。スイスイ小回りが利くから、裾や袖、ボタンまわりなどにかけやすい。シルクなどデリケートな素材はより丁寧に扱えます。立ち上がりも早く、一度電源をオンにしたらなかなか冷めないのもよかったですね。シャツなど、しっかりシワを伸ばしたいときは、キーピングスムーザーなどですこし湿らせてからだと、よりパキッと仕上がりました。個人的にはこの軽さで、もっと豪快にかけられる強力なモードにも期待したいです!」

2. UW-X1 _ SHARP

酸素系漂白剤と併用できる。「美顔器みたいなコンパクトなフォルム。新たに充電台が付属されたおかげで、洗面台に置いてサッと使えますね。先端以外は防水仕様ではないので少し注意が必要ですが、動作音がほぼしなくて、黙々と集中できる時間が楽しかった」。フル充電で約15分連続駆動。W40×D40×H168㎜ 206g ¥22,000*編集部調べ(シャープ 0120−078−178)

「ピンポイントで、みるみる汚れが飛んでいく」

毎秒約3万8000回の超音波振動で衣類の汚れを落とす、ハンディタイプのシミ抜き機。2016年の初代を経て、5年ぶりの3代目は置くだけで充電可能。「衣類を軽く水に浸け、汚れた箇所に先端を当ててなぞるだけ。ほぼ力は入れずとも、数分で襟の汗ジミやボタン近くのファンデーション汚れが綺麗に。ケチャップなどの目立つシミはもちろん、洗濯機だけでは落ちにくかった靴下の泥汚れや丸洗いしにくいキャップの裏側、トートバッグの持ち手もさっぱり。レース素材やかぎ編みのウールニットにも使える。形崩れが嫌で丸洗いしにくいものや、ブラシで擦るのをためらう素材にぴったりです」

photo : Satoshi Yamaguchi illustration : Shapre
*アンドプレミアム 2024年6月号より


雑貨コーディネーター オモムロニ。

著書『DAILY GIFT BOOK 気持ちが伝わる贈りものアイデア』(文藝春秋)が発売中。