宮崎県椎葉村が募集していた「小説を書くのが仕事」という「秘境の文筆家」に4人が決まり、1日、村で着任式があった。椎葉は「日本三大秘境」と呼ばれる山深い村。そこで給与・賞与・家付き、ただし半年に1作、500枚がノルマ――。そんな条件に、若者が挑む。

 4人は田中葵葉(あおば)さん(32)=山口県出身=、千葉雲雀(ひばり)さん(29)=仙台市出身=、楪一志(ゆずりはいっし)さん(年齢、出身地非公表)、四葉(よつば)ソウさん(23)=島根県出身。田中さん以外はペンネームだ。

 式には黒木保隆村長と、村と連携協定を結び事業に協力する一般社団法人「ホンミライ」の代表理事で小説家の今村翔吾さんが同席。1人ずつ辞令を渡し、活躍を祈った。