富山県砺波市野球場の電光スコアボード改修費用の一部を調達するため、市がクラウドファンディングを利用して寄付を募っている。1億8千万円を予定する改修費のうち、クラウドファンディングで250万円を補いたい考えだ。

 1992年に完成した球場では、中学や高校、大学などの公式戦が行われていたが、老朽化でスコアボードがたびたび故障。昨夏の落雷で点灯しなくなり、代替部品もないことから、現在、使えなくなっている。

 自治体がふるさと納税を利用して募る「ガバメントクラウドファンディング」を活用し、6月12日まで受け付ける。今年度中に改修工事を始め、来春の使用開始をめざしている。

 新しいスコアボードはLED表示で、球速が表示される。様々な映像が映し出せるようになり、野球以外のイベントでも活用する。29日までに約66万円が集まっており、市生涯学習・スポーツ課の担当者は「子どもたちの憧れの球場にするため、支援と協力をお願いします」と話す。

 プロジェクトのURLは(https://www.furusato-tax2.jp/gcp/2915)。(前多健吾)