福岡市内の和食、フレンチ、イタリアンなど11の有名店からシェフやパティシエが出展する「博多グルメ大食覧会」が5月9〜19日、博多区のJR博多駅前広場で開かれる。飲食業界が大きな打撃を受けたコロナ禍を経て5年ぶり。

 地元のグルメ情報誌「ソワニエプラス」とFM福岡の番組の人気コーナー「ザ・メシュラン」がコラボして企画。9〜12日と17〜19日の「A級グルメDAY」は通常フルコースで数万円の人気シェフの味が、1品2千〜3千円で楽しめる。13〜16日は、ビールと軽食が中心のメニューとなるという。

 前回までは5日間で約4万〜5万人が訪れていた人気の催し。今回は11日間に拡大し、10万人の来場を目指す。

 佐賀県唐津産の黒毛和牛「なかむら牛」を使ったハンバーガーを提供するイタリアン「FUCHIGAMI」シェフの渕上誠剛さんはコロナ禍で一度廃業し、新たに店を開いた。「ようやく世の中が動き始めた。イベントを通じて飲食業界を盛り上げたい」と意気込む。(松本江里加)