大麻類似成分を含むグミを食べた人の健康被害が相次いだ問題で、厚生労働省近畿厚生局麻薬取締部は15日、医薬品医療機器法違反容疑でグミの販売会社元社長の松本大輔容疑者(39)=大阪市北区=ら2人を再逮捕したと発表した。

 2人は共謀し、2023年11月20日、神奈川県厚木市の倉庫で、指定薬物の大麻類似成分HHC(ヘキサヒドロカンナビノール)を含む固形物約7.7キロを販売目的で保管した疑いで、今年4月25日に逮捕されていた。

 HHCは摂取すると、意識障害や嘔吐などの症状が出るとされ、厚生労働省が22年3月に指定薬物に追加した。