◆ 福本豊氏を抜いて単独2位へ浮上

 中日に逆転負けを喰らい、引き分けを挟み4連敗と元気のない巨人。そんな中でも坂本勇人がメモリアルな二塁打を放ち、東京ドームを埋めたジャイアンツファンから喝采を浴びた。

 2番サードでスタメン出場した坂本は、3回の第2打席で中日先発の小笠原慎之介が投じたスライダーをレフト線へ運ぶと、一塁を蹴って一気に二塁を陥れた。この一打が通算450本目の二塁打となり、福本豊氏を抜いて単独2位へ浮上。上は487本の二塁打を放っている中日の立浪和義現監督のみとなった。

 22日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた真中満氏は「本当にしっかりと積み重ねてのこの数字です」と敬意を払うと、解説者として出演した齊藤明雄氏は「固め打ちができるし、二塁打が多いっていうことはね、得点圏に当人が進むっていうことですから。ジャイアンツにとって有利になると思いますよね」と評価した。最後にあと37本でタイ記録となることに真中氏は「この感じだと、怪我さえなければねえ超えれる数字なのかなと思いますね。楽しみですね」と記録更新に期待していた。

 まだ35歳の稀代のバットマン。これからどれだけ球界の歴史に名を刻むのかにも注目していきたい。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』