◆ 2019年ドラフトの1位と2位のコンビが活躍

 中日がヤクルトに完勝。2試合連続の完封勝利となり、借金も2まで減らした。この日は2019年ドラフトの1位と2位のコンビの活躍が、そのままチームの勝利に直結した。

 まずこの日3番に入った石川昂弥は、初回の第1打席でツーベースヒットでチャンスを広げる役目を果たすと、3回にはツーベースを放ち打点を記録。4回にもセンター前ヒットで早くも3安打目をマークするなど活躍した。

 橋本侑樹は、先発した仲地礼亜が1回でマウンドを降りるアクシデントからの緊急登板をもろともせず、ヤクルトの怖い4番から6番の強力どころを三者三振と圧巻の投球を披露。4回二死一・二塁の場面で降板するも、十分その役割を全うし今シーズン2勝目を手に入れた。

 26日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では、まずMCを務めた岩本勉氏が「先発ピッチャーが緊急降板となると、やっぱりチーム全体が慌てるんですけども、その次のマウンドに上がった橋本はチームを救いましたね。基本アウトコース低めを意識して、その投球が好結果を生んだのかな」と投のヒーローを絶賛。解説者として出演した齊藤明雄氏は「準備は多分できてなかったと思うんですけど、その準備不足が集中できてよかったのかな」と無心でのマウンドが好結果を産んだのではと推測しつつ 「今日は見ていて、ボールの走りは、腕が振れていていいボールを投げたなと思いますよね」と高評価していた。

 また打のヒーローの石川昂弥に、もう一人の解説者・仁志敏久氏は「元々やっぱり体の力がある選手なので、 コンタクトがうまくなれば当然こうやって打球は飛ぶんですよね」とし「今は細川(成也)がもう動かぬ4番になってますんで、是非セットで、細川とクリーンアップを打ってほしいなと思います」と期待した。

 同期の活躍で地元ファンを沸かせた2人。この勢いそのままに交流戦へと向かっていく。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』