5月25日(現地時間24日、日付は以下同)にホームのターゲット・センターで行われた「NBAプレーオフ2024」のウェスタン・カンファレンス・ファイナル第2戦。ミネソタ・ティンバーウルブズは、ダラス・マーベリックスに最大18点差をつけ、試合時間48分間のうち約39分をリードしていた。

 ところが、最終クォーターだけで4本、しかも残り1分を切ってから2本のターンオーバーを犯してしまい、終盤でルカ・ドンチッチにステップバックスリーを許し、108−109で惜敗。23日の第1戦でも3点差と、僅差の攻防を勝ち切れずにシリーズ2連敗となった。

 第2戦ではシックスマンのナズ・リードが3ポイントシュート成功率77.8パーセント(7/9)を含む計23得点に2スティール、アンソニー・エドワーズが21得点5リバウンド7アシスト、マイク・コンリーが18得点5リバウンド5アシスト、ルディ・ゴベアが16得点10リバウンド2スティール、カール・アンソニー・タウンズが15得点7リバウンド3アシスト2スティールを記録。

 ここまでの2戦で、ウルブズは6選手が平均2ケタ得点を挙げているものの、平均20.0得点のエドワーズはフィールドゴール成功率33.3パーセント、平均15.5得点のタウンズは同27.8パーセントとショットに苦しんでいる。

 エドワーズはジョシュ・グリーンに対して同33.3パーセント(1/3)、PJ・ワシントンには同14.3パーセント(1/7)、タウンズはワシントンとのマッチアップで同26.9パーセント(7/26)、デレック・ライブリー2世に同16.7パーセント(1/6)、デリック・ジョーンズJr.には4本放って成功ゼロと、マブスのディフェンスに悩まされているというのが現状。

 ホーム2連敗を喫したウルブズは、敵地で27日に第3戦、29日に第4戦が組まれており、そこでも勝ち切れなければスウィープ敗退という最悪な事態に陥る危険性もあるのだが、エドワーズは前を向いていた。

「ロッカールームにいるみんながパニックになっているとは思わない。そうじゃないと願うよ。まずは自分たちのバスケットボールをプレーすることだ」

 ウルブズは2連敗スタートから立ち直ることができるのか。まずはアウェーの第3戦で1勝をもぎ取りたいところだ。

【動画】第2戦でウルブズの選手たちが見せた好プレー集!