5月27日、B1西地区の長崎ヴェルカはジェレミー・エヴァンスが契約満了となり退団することを発表。同日付でBリーグの自由交渉選手リストへ公示した。

 アメリカ出身で現在36歳のエヴァンスは、206センチ91キロのパワーフォワード兼センター。2010年に2巡目55位指名でユタ・ジャズへ加入すると、2012年に開催されたNBAオールスターのスラムダンクコンテストで優勝を飾った経歴を持つ。その後、ダラス・マーベリックス、アトランタ・ホークスでもプレーし、NBA通算250試合の出場で1試合平均3.5得点2.6リバウンドを記録。NBA以外ではロシアやトルコ、イタリアなどのクラブを渡り歩き、2022−23シーズンはバーレーンのアル・マナーマに在籍した。

 長崎と契約したのは2023−24シーズンの終盤の3月。17試合に出場し、1試合平均22分5秒8.7得点5.4リバウンドを記録した。

 今回の発表に際し、エヴァンスはクラブ公式サイトを通じて「私の日本での経験を忘れられないものにしてくれたヴェルカの関係者全員に感謝したいです。このクラブは自分が今まで所属した中でも一番プロフェッショナルなクラブのひとつで、私と家族は本当に素晴らしい時間を日本で過ごすことができました。ファンの皆さんも多くのサポートと愛をありがとうございました」とコメントした。