現実は小説よりも奇妙なり...?
1. 「ぼく、お化けが見えるの」
友人家族が、3歳か4歳くらいの息子さんと一緒に私を尋ねて来てくれた時のことです。ちょっと独特の雰囲気がある子で、夕飯の最中にこう言いだしたんです。
「ぼく、あそこに犬のお化けが見える」
ハッとして、私たちは彼を見つめました。
「ぼく、あそこに犬のお化けが見える」机の下を見ながら、彼はそう繰り返すのです。
実はその4日前に、私たちは愛犬を亡くしていました。彼が言う机の下は、愛犬のお気に入りの場所だったんです。
その息子さんとは、彼が生まれてすぐの時に会ったきり。私の家に来るのも初めてだったし、犬が亡くなったことを知っているはずがないのです。
ゾクッとすると同時に、愛犬はまだ私たちを見守ってくれている、あたたかい気持ちになりました。
ー匿名希望
2. 祖母からの贈り物
うちには祖母から貰ったピアノがあります。不思議なことに、ピアノからは祖母のお気に入りだった香水の匂いがするんです。
祖母は100歳で、まだピンピン元気なんですが、たまに元気が無かったり、風邪をひいたりすることもあって。そんな時、決まって、ピアノから香る匂いが強くなるんです。
だから、匂いが強くなったら祖母に連絡するんです。元気かどうか確認するために。
—morganleslay
3. 夢の続きは...?
4. 部屋に入ってきたのは...誰...?
私の父は、別荘にいたときに心臓発作で亡くなりました。
思い出の場所なので、私と母は2週に一度、別荘に泊まることにしていました。
この日も別荘で過ごしていました。
夜中に寒くて目が覚めてしまったのですが、毛布を取りに行くのが面倒で、布団にくるまっていました。
すると、誰かが、毛布を掛けてくれたんです。そのぬくもりで、私はまた眠りにつきました。
翌朝、毛布を掛けてくれてありがとうと母にお礼を言うと、母は「私じゃない」って言うんです。私の部屋には来ていないと。
きっと、父がかけてくれたのだと思います。大好きな父です。
ー匿名希望
5. クリスマスの予言
クリスマスの日、ある教会のキャンドルサービスに参加したんです。
霊媒師の方がキャンドルを選んで、予言してくれるというものでした。霊媒師が私のキャンドルを選んで、こう言ったんです。
「『ダジョン』という名の精霊があなたについていてくれるでしょう」
「ダジョン」っておばあちゃんの旧姓なんです。
ー匿名希望
6. 最後のコーヒーをあなたに
母が亡くなる直前のことです。両親はドイツ、私はカナダにいたので、義妹が電話で母の様子を知らせてくれていました。母はもう長くないと聞いていたので、この晩も泣きながら眠りにつきました。
その日は、なぜか朝2時ごろに起きてしまったんです。隣で寝ているはずの夫がいなかったので、下の階に探しに行きました。
リビングのソファに座っていた夫は、なぜか真っ青な顔をしていて。物音を聞いて目が覚めてしまったと言うのです。2人でいぶかしく思っていると、キッチンのコーヒーマシーンが動く音がしました。
2人ともその場から動いてもいないし、触ってもいないのに。
慌ててコーヒーマシンを見ると、コーヒーが出来上がっているんです。
その瞬間、急に電話が鳴りました。義妹からで、母が息をひきとったという知らせでした。
きっとこの時のコーヒーは、母からの最後の一杯だったのだと思います。
—エラ/バンクーバー在住
7. 「3」に込められた秘密...
占い師に手相を見てもらった時のこと。
「あなたは3人の子どもを授かります」と言われたんです。
子供を産むつもりが全くなかったので、信じていなかったのですが、数年後、私は3人の子どもを持つ男性と結婚したんです。
占いは本当だったと感心していました。
数年後、この方と離婚して、別の方と再婚し、3人の子どもを授かりました。4人目を出産しようと考えていたのですが、うまくいかず..
占い師の言った「3」という数字は本当だったと、実感しました。
—シェリル/サンディエゴ
8.生まれ変わり...?
私は、19歳の時に母を亡くしました。母を見送ったあと、私は母が好きだった大きなイスを貰い、引っ越しをすることに。
数か月後のある日。夜中に目が覚めた私は、そのイスに母が座っているのを見ました。びっくりしすぎて、うまく言葉が出てきませんでした。でもなんとか母に、「こんにちは」って声をかけたんです。そこから奇妙にも母と長くお喋りをして。母は、私が女の子を産むこと、7月に産まれること、私が夫と別れることを教えてくれました。
この経験以上に不思議だったのは、母の幽霊の予言がすべて現実に起きたことです。
生まれた子は女の子で、7月生まれでした。2年後、私は夫と別れて実家に戻ります。
父は実家に戻った私を「お母さんも『おかえり』って言ってるよ」という言葉で迎え入れてくれました。
奇妙なことはまだ続きます。
夜中に誰かの話し声で目が覚めました。父は、夜勤中で家にいるはずがなく、何かと思っていると、私の娘が笑って話している声が聞こえました。
「またね、おばあちゃん!」
その時から娘が一人で話したり笑ったりする場面をよく見るんです。誰と話しているのかと聞くと、決まって、私の母と話していると。
本当に娘は私の母と話している気がするんです。
娘の名前は母の名前からとっていること、写真に写る若い時の母、教えていないのに娘はなぜか知っているのです。
—匿名希望
この記事は 英語 から翻訳・編集しました。編集:清水和華子