STARTO ENTERTAINMENT所属の21人組ジュニアグループ「少年忍者」が単独初となる横浜アリーナ公演を7日と8日に開催。2日間3公演でファン4万5000人を動員した。活動休止中のメンバーを除く20人が、大所帯ならではのフォーメーションパフォーマンスで魅了。8日の公演では、8月16日から9月1日まで東京ドームシティホール(TDCホール)で全27回の夏コンサート開催が決まったことを発表し、客席が歓喜に沸いた。

 センターステージと花道を覆う白い幕がアンベールされると、リフターに乗った20人が黄金の衣装で横一列に並んで登場し、ジュニア楽曲「The Shining Star」を歌唱する圧巻のオープニングを飾った。楽曲タイトルさながら、一人一人がキラキラと星の輝きを放つ笑顔を振りまいた。

 3曲目を迎えたところで「絶対勝つぞー‼」「オー‼」と絶叫しながら円陣を組む開演前の気合入れをステージでも再現。ファンにもおなじみとなったこのフレーズは、活動休止中の内村颯太(21)の思いを背負ったメンバーの総意であり、グループの絆を象徴する。大所帯ゆえに「うまく扱えない」「解散した方が個々にとっていい」などといった厳しい声も耳にする中、この21人で必ず成功してみせるという強い思いがこもったパワーワードなのだ。

 「Dreamers」は、めまぐるしく変わるフォーメーションとアクロバットを取り入れた、ほかのグループには絶対にマネできないオリジナル曲。こういった努力の積み重ねで多くのファンを獲得し、ついに念願だった初の横アリ単独公演が実現した。ほかに「太陽の笑顔」「Amazing Summer」や、先輩グループの代表曲を交えて全26曲を披露した。

 川﨑皇輝(21)が「これほどたくさんの方が忍者のために集まってくださった。こんなすてきな景色を見せていただいて本当に幸せです」と喜びをかみしめながら「まだまだ先に進みますので、ずっとついてきてください」と呼びかけた。

 本当の意味での”負けられない戦い”はこれから。Snow ManやSixTONES、Travis JapanもかつてTDCホールで開催した夏コンサートは、デビューへの登竜門と言われている。公演タイトルは「PASSION‼〜忍 in the Summer(ニンザサマー) 2024〜」。川﨑は「僕たち(TDCホールに)初進出です。やったー。あと3カ月したらもう会える。すてきな夏を過ごしましょう!」と胸を躍らせた。