TOKAI RADIO(東海ラジオ)は、自ら難病と闘いながら、その病気に対する理解を広めようと岐阜県を中心にタレントとモデルとして活動する塚本明里さんを追ったドキュメンタリー「Life is Beautiful〜歩ける車椅子タレント妻になる〜」を5月25日午後7時から放送する。

 昨年放送の「あかりぃくぼちぼちいきましょう〜歩ける車椅子タレントの3つの病気〜」に続く第2弾。筋痛性脳脊髄炎、線維筋痛症、脳脊髄液減少症と闘う塚本さんが、今年5月18日にマッチングアプリで出会った男性と結婚式を挙げた。その出会いから、結婚式に向けた日々を通し、3つの難病の実態、社会的問題を取り上げ、病気と向き合いながらポジティブに生きる姿を通して人生の素晴さを伝える。

 ナレーションは神野三枝。デーゲーム中継の延長により、放送開始が繰り下がる場合がある。

 【塚本さんが闘う3つの難病】「筋痛性脳脊髄炎」原因不明の強度の疲労感が6カ月以上継続し、正常な日常生活を送ることが困難となる。「線維筋痛症」関節や筋肉、腱など全身の広い範囲に、3カ月以上も激しい痛みが続く。「脳脊髄液減少症」脳と脊髄の周りを満たす髄液が少なくなることにより、頭痛・めまい・首の痛み・耳鳴り・視力低下・全身倦怠感などのさまざまな症状が現れる。どの病気も周囲の人々から理解を得られにくく、怠けている・精神的に問題があるなどと誤解される傾向がある。

 【塚本明里さんプロフィル】1990年生まれ、岐阜県可児市出身。2006年岐阜県立東濃実業高校在学中に筋痛性脳脊髄炎の症状を発症。17の医療機関、24人の医師にかかり、「筋痛性脳脊髄炎」「線維筋痛症」の2つの病名が判明したのは1年半後の2007年10月、最後の「脳脊髄液減少症」が判明したのは、さらに7年後の2013年春。志望大学に合格するも通学が困難であったためやむを得ず退学。その後しばらくは自宅療養。2009年、岐阜市内のローカルフォトブック「岐阜美少女図鑑」に応募。採用され、モデルとして活動開始。当時、同誌とつながりの深かった岐阜市柳ケ瀬商店街のキャラ「やなな」の広報も務めた。現在、「可児市ふるさと広報大使」「岐阜県ヘルプマーク普及啓発大使」のほか、講演活動をしている。