◇3日 サッカー男子パリ五輪アジア最終予選兼U―23アジア杯決勝 日本1―0ウズベキスタン(ドーハ)

 日本が後半追加タイム1分にMF山田楓喜(東京V)の得点で先制。同10分のPKをはじめ、試合を通じ訪れた再三のピンチを守り切り、アジアの頂点をつかんだ。

 先制点は、敵陣でDF高井幸大(川崎)がプレスを掛け、ボールを奪ったところから生まれた。MF藤田譲瑠チマ(シントトロイデン)、FW荒木遼太郎(FC東京)とつなぎ、荒木がヒールで流したボールを山田が左足でシュート。左を走った荒木のおとりも効き、ゴール右下隅を陥れた。

 喜びもつかの間、同5分にDF関根大輝(柏)がクロス対応をした際、相手FWのヘディングが関根の左手に当たった。一度は流されるも、主審が映像確認するオンフィールドレビューでPKに。しかし、GK小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)がストップした。

 その後も繰り返しゴールに迫られたが、小久保の気迫のセーブもあり、無失点に。MF中島翔哉(浦和)らを擁した2016年以来4大会ぶり優勝を果たした。(写真はAP)