◇6日 DeNA―ヤクルト(横浜)

 ヤクルトの先発左腕・石川雅規投手(44)が5イニングを3安打2失点で今季初勝利の権利を得て降板したが、8回に救援陣がDeNAの筒香に逆転3ランを打たれ、プロ1年目から23年連続勝利はまたもやお預けとなった。達成すれば、1956―77年の米田哲也(阪急など)の22年連続を塗り替え、プロ野球単独最長記録となっていた。

 「どんなゲームも不安と緊張はある。そこをどうやっていけるかなのでいい状態でいきたい」。球界最年長投手は闘志を高ぶらせ、この日のマウンドに臨んだ。迎えたマウンドでは1点を先制した直後の2回に唯一の四球が絡んで2失点。3回にサンタナが3号2ランですぐさま試合をひっくり返すと追加点を許さなかった。

 今季初登板は5イニングを無失点だった4月16日の中日戦。その後は雨天中止の影響で先発ローテーションが変わり今回が2度目の登板だった。

 連続勝利では工藤公康(西武など)、山本昌(中日)、三浦大輔(大洋など)が23年連続を挙げている。