◇22日 ソフトバンク―楽天(京セラドーム大阪)

 楽天の2年目右腕・荘司康誠投手(23)がソフトバンク戦に先発登板。自己最短となる3分の1イニングでKOされた。

 1回先頭の周東を右飛に打ち取ったものの、今宮、柳田に連打を許し、1死一、三塁の場面で相手の主砲・山川に左翼席に先制の11号3ランを左翼席にたたき込まれた。その後も制球に苦しみ、近藤に四球。栗原に右翼フェンス直撃の二塁打を打たれた後、中村晃を歩かせてしまい、塁が埋まったところで降板を告げられた。継投した松井友飛投手(24)も海野に中前に2点適時打を打たれて、荘司は5失点となった。この日が通算21試合目の先発マウンドで、過去最短は2イニングだった。

 チームは21日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)で「0―21」の歴史的な惨敗を喫した。チームの1試合20失点以上は球団創設1年目の2005年3月27日のロッテ戦(千葉マリン)で「0―26」と大敗して以来、2度目。この日の試合前、今江敏晃監督(40)も荘司について「今やってもらうしかないんで、とにかくやってほしい」と話していたが、首脳陣の期待を裏切る形となった。